乱視用カラコンと通常のカラコンの違いとは?

ものの距離に関係なくピントが合いにくかったり、全体的にものがぼやけて見える「乱視」。最近では乱視用カラコンの種類が増えてきたので、乱視でもオシャレを楽しめるようになりました。
ここでは乱視用カラコンの特徴と度あり・度無しカラコンとの違いについてご紹介しちゃいます。
「乱視カラコンを使ってみたいけど、普通のカラコンとどこが違うのかわからない」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。

乱視用カラコンってどんなもの?

数あるカラコンの中でも「乱視用カラコン」というものが存在します。
一昔前は乱視用カラコンの種類がとても少なく、「カラコンを楽しみたいけど乱視だから…」とオシャレを諦めていた女性も、乱視用カラコンが増えてきたおかげでオシャレを楽しめるようになりました!

乱視用のコンタクトレンズは通常のカラコンとは違う特徴があります。
トーリックコンタクトレンズと呼ばれる特殊な形状で、上下左右の一部を厚く作って乱視を矯正します。
コンタクトレンズは目の中で動くので、せっかく矯正をしても軸がずれてしまうことがあります。そこで軸を安定させるためのデザインが3つあります。

・ダブルスラブオフ
ダブルスラブオフの作りは上下が薄く、左右が厚くなっています。
このような形状にすることで、瞬きをしても薄い部分がまぶたに潜り込もうとする作用でレンズが回転せずに目の中で安定します。

・プリズムバラスト
プリズムバラストの作りは、レンズが上から下にかけ厚みが増すように作られているので重力がかかりレンズが回転しないようになっています。

・上記2つの組み合わせ
ダブルスラブオフとプリズムバラストの2つを組み合わせたデザインもあります。良いところだけを利用するので軸が安定しやすくなります。

乱視用カラコンと度ありカラコンの違いは?

乱視用カラコンと度ありカラコンの違いは色々ありますが、ここでは「購入の仕方」と「価格」の2つについて詳しくご紹介します。

購入の仕方

度あり・度無しカラコンの場合、度数(PWR)や数量を選択して購入するだけで良いですが、乱視用カラコンの場合、上記に加えて乱視度数(CYL)や乱視の軸度(Axis)を選択しなければなりません。この点が度あり・度無しカラコンとは違う大きな特徴です。

乱視度数も乱視の軸度も眼科に行って専用の機会で測定してもらわないとわからないので、「見え方がおかしい」「もしかしたら乱視かも」と思い当たる人は、一度眼科に行って検査してもらいましょう。

価格

度ありカラコンと乱視用カラコンでは価格が大きく違います。
度ありカラコンは大量に同じ度数を作ってお店に在庫として置いておくことができます。同じ度数の人が多いので売れる頻度も高いのが理由です。
でも乱視カラコンは近視度数の他に、乱視の度数と乱視軸、さらにBC(ベースカーブ)も必要になりますから、同じ度数の人は極めて少ないのです。そのため大量に作る事はできず、すべてオーダーメイドになっています。

ただ1年タイプの乱視用カラコンもあるので、1つお気に入りを見つけて使い続けるという手もあります。しかし色々な物を試してみたいという人も多いですよね。
調べてみたところ「乱視があるけど乱視無しの度ありカラコンを使っている」と言う人もいました。

乱視があるのに度ありのカラコンでガマンしているという人もいましたが、目の負担や安全のため絶対してはいけません。安く済ませようという気持ちもあると思いますが、大切な眼のためにも安心して使えるカラコンを選んで下さいね。

乱視用のカラコンは6か月~1年使用できるので、年間のコストは度ありよりも安くなることも多いです。お気に入りのデザインが見つかれば安くオシャレを楽しむことができます。

乱視かも…と思ったらまずは眼科に

乱視用カラコンと通常のカラコンでは、購入の仕方も価格も全く違います。
乱視用レンズにも様々な種類があるので、自分のレンズがどのタイプになるのかは調べてもらわないとわかりません。
また乱視用カラコンの場合は、記入項目も増えるので必ず眼科に行って調べてもらう必要があります。もちろん通常のカラコンを使用している人も「自分の視力はこれぐらいかな…」と適当に購入するのではなく、きちんと眼科に行って正しい視力を測ってから購入するようにしましょう。

視力はいつの間にか低下することがあります。もうずっと同じ度数という方も、1年に1度は視力検査をオススメします。思わぬトラブルになる前に定期健診を受けて下さいね。

乱視用カラコンに興味があるという方はLancy(ランシー)を是非ご覧ください。

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