乱視用コンタクトの向きの見分け方|ガイドマークは上下どっち?
乱視用のコンタクトレンズには、上下の向きがあります。乱視用カラコンも同じです。
向きの目印は、ガイドマークと呼ばれる小さな印。短い線や点など、形も位置も商品によってさまざまです。自分のレンズの印がどこに来ればいいかは、眼科で確かめておいて。
つけるときは手を洗って、「表裏→印の位置→まばたき→見え方」の順にチェック。
痛みや充血があるときは、つけ直さずにすぐ外して眼科へ。そうではなく、見え方が落ち着かないだけなら、手を洗って一度外して。向きを確かめて、つけ直します(ワンデーなら新しいレンズで)。
乱視用コンタクトに上下の向きがあるのはなぜ?
乱視用のレンズは、方向ごとに度数を変えてある作りだから。乱視は、向きによってピントのずれ方が違う状態なんです。
処方箋のCYLは乱視の強さ、AXISは乱視の向き。レンズの向きがずれると、この2つが目に合わなくなってしまいます。
そこで乱視用のレンズは、まばたきで決まった向きに落ち着くように作られています。厚みの配分を変えるなど、そのしくみは商品ごとにいろいろ。
ただ、目の上でぴたりと止まっているわけではないんです。まばたきや目の動きで少し回って、見え方が一瞬ゆれることも。
近視用や度なしのレンズなら、ふつう上下の決まりはないもの。向きを気にするのは、乱視用ならではのひと手間です。
AXISの数字に合わせて、レンズを回さなくていい
処方箋のAXISが90でも180でも、レンズを傾けてのせる必要はありません。乱視の向きは、選んだ数値に合わせて、はじめからレンズに入っています。
つけるときにするのは、印を決められた位置に合わせることだけ。AXISなどの数値は、コンタクトレンズの処方箋どおりに選び、自分では変えないで。
SPH・CYL・AXISの読み方は、近視と乱視の処方箋の見方で。
ガイドマークは上と下どっち?印の見方と位置の例
上と下のどちらに来ればいいかは、商品ごとに決まっています。たとえば印が真下に来るタイプなら、のせるときも印を下に。
ガイドマークは、レンズのフチの近くにある短い線や点など。時計の文字盤にたとえると、印の位置にはこんな例があります。
- 6時の位置(真下)に1つ
- 6時と12時の位置(真下と真上)に1つずつ
- 3時と9時の位置(左右)に1つずつ

※あくまで一例です。形や数、位置は商品によって違い、印のない商品もあります。自分のレンズがどのタイプかは、眼科で聞いてみて。
印が表すのは、ふつうは向きだけ。AXISの数字や度数、右目・左目の区別ではありません。左右は、ケースのR・Lで分けておいて。
ガイドマーク(線や点)が見えないとき、見つけにくいとき
印は小さく、うすいものも。カラコンだと、色の模様にまぎれて見つけにくいことがあります。
探すときは、手を洗ってから明るい場所で。レンズを指先にのせて、少しずつ角度を変えながら見てみて。
無地の背景の前にかざすと、見つけやすくなることも。時間がかかりそうなら、レンズが乾かないうちに、いったんケースの保存液に戻して。
それでも見つからないときは、印のない商品のことも。つける前に、眼科で見てもらって。
乱視用コンタクトをつけるとき、向きを確かめる順番
向きを確かめるのは、のせる前とのせたあとの2回。いつも同じ順番でつけると、迷わなくなります。
- 石けんで手を洗って、水気をふき取る
- レンズを指先にのせて、表裏を確認。お椀の形なら表、フチが外に反っていたら裏返し
- 傷や欠け、汚れがないかも見る。傷や欠けがあるもの、洗っても汚れが落ちないものは使わない
- 指先のレンズを目の前に持ってきて、印の位置を確認。決められた位置に来るように向きを整えて、そのまま目にのせる
- ゆっくり何回かまばたきをして、少し待つ
- 片目ずつ手で隠して、見え方とつけ心地をチェック。印が見えるレンズなら、鏡で位置も確かめる
のせた直後は、印が少し斜めでもあわてないで。何回かまばたきをするうちに、向きが整うように作ってあります。
向きが整ったあとも、印がほんの少しずれて見えることはあります。見え方もつけ心地も落ち着いていれば、つけ直さなくてOK。ずれがいつも気になるなら、次の検査のときに眼科で相談を。
ケースから出すのは、いつも右から。そう決めておくと、左右の入れ違いも起きにくくなります。
乱視用コンタクトの向きを間違えた・ずれたときは?
痛みや充血があるなら、つけ直さずに、すぐ外して眼科へ。
そうでなければ、まずは何回かまばたきを。それでも落ち着かないときは、手を洗って外し、表裏と印を確かめてつけ直して。ワンデーなら、新しいレンズで。
ほかのサインと、どうするかは下の表に。近いものを探してみて。
| こんなとき | 考えられること | どうする |
|---|---|---|
| 目の痛み、充血、目やに、涙が止まらない、まぶしい 急に見えにくくなった、急に二重に見える レンズを外して眼鏡にしても、いつもより見えにくい | 眼科で調べないとわからない | 手を洗って、すぐにレンズを外し、つけ直さずに眼科へ |
| のせた直後、印が少し斜め | まだ向きが落ち着いていない | 何回かまばたきをして、少し待つ。見え方が落ち着かなければ、外してつけ直す |
| しばらくしても、見え方が落ち着かない | 向きのずれ、表裏が逆、左右の入れ違い | 手を洗って外し、表裏と印、左右を確かめてつけ直す |
| ゴロゴロする(痛みはない) | 表裏が逆、レンズの傷や欠け、ほこりや汚れ、目に入ったゴミ | 手を洗って外す。外しても続くなら、つけ直さずに眼科へ おさまったら、表裏と傷・汚れを確かめる。傷や欠けがあれば使わない 洗浄液で洗ってからつけ直す。ぶり返したら、外して眼科へ |
| まばたきのたびに、見え方が変わる | 向きが落ち着いていない、目の乾き | 一度つけ直す。続くなら、その日は外して眼鏡に くり返すなら、そのレンズはお休みして眼科へ |
| つけ直しても、見えにくいまま | 数値の違い、目の状態の変化など | 使うのをやめて眼科へ |
※よくある例です。ワンデーは、一度外したらつけ直さずに新しいレンズに。当てはまらないときや、続くときは眼科へ。
つけ直すときに気をつけたいこと
外すのは、手を洗ってから。外出先なら、手を洗える場所に移ってからにして。眼鏡をバッグに入れておくと、外したあとも困りません。
目の上で、指でレンズを回して向きを直そうとするのはやめておいて。目を傷つけるおそれがあるので、一度外してつけ直すのが近道です。
くり返し使うレンズにほこりがついていたら、レンズ用の洗浄液で洗ってから。水道水は使わないでください。
向きを直しても見えにくいときは
向きを直しても見えにくいなら、レンズを外して眼鏡にし、使い続けずに眼科へ。ほかに確かめたいことは、乱視用カラコンでぼやけるのはなぜ?確認する順番と眼科へ行く目安で読めます。
乱視用コンタクトの向き、よくある質問
乱視用コンタクトに上下の向きはある?
あります。乱視用カラコンも同じです。乱視の度数は方向で違うので、レンズは決まった向きに落ち着くように作られています。向きの目印はガイドマークと呼ばれる小さな線や点で、形や位置は商品で違います。どこに来ればいいかは、眼科で確かめて。
ガイドマークは上と下、どっちに来ればいい?
商品ごとに決まっています。真下に1つ、上下に1つずつ、左右に1つずつなど、印のつき方はさまざま。たとえば印が真下に来るタイプなら、のせるときも印を下に。自分のレンズがどれかわからないときは、眼科で確かめて。
乱視用コンタクトの向きを間違えてつけたら、どうする?
痛みや充血があるときは、つけ直さずにすぐ外して眼科へ。そうでなければ、手を洗ってから外し、表裏と印の位置を確かめてつけ直します。ワンデーなら、新しいレンズで。つけ直しても落ち着かないときは、その日は外して眼鏡に。続くなら、使うのをやめて眼科へ。
乱視用コンタクトのガイドマーク(線や点)が見えないときは?
手を洗ってから明るい場所で、レンズを指先にのせ、角度を変えながら探してみて。印はごく小さな線や点で、カラコンでは色の模様にまぎれがち。印のない商品もあるので、見つからないときは、つける前に眼科で見てもらって。
AXISの数字に合わせて、レンズを回してつけるの?
回さなくていいんです。乱視の向き(AXIS)は、選んだ数値に合わせて、はじめからレンズに入っています。つけるときは、印を決められた位置に合わせるだけ。AXISなどの数値は、コンタクトレンズの処方箋どおりに選び、自分で変えないで。
向きの確かめ方、順番をおさらい
- 痛みや充血があれば、すぐに外して(つける前なら、つけずに)眼科へ
- 手を洗って、表裏を確かめる
- 印を探して、決められた位置に来るようにのせる
- 何回かまばたきをして、片目ずつ見え方をチェック
- 落ち着かなければ外してつけ直し、続くなら眼鏡にして眼科へ
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カラコンを使う前に、覚えておいてほしいこと
カラコンは、度が入っていてもいなくても、目に直接のせるレンズです。見え方やつけ心地には、個人差があります。使う前には眼科で検査を受けて、コンタクトレンズの処方箋を確認してください。
つける時間や使う期間、お手入れの方法は、眼科の指示どおりに。期間内でも、傷や変形、汚れのあるレンズは使わないでください。
つけたまま眠ったり、友だちや家族と貸し借りしたりするのはNGです。痛みや充血、かゆみ、見えにくさ、なんとなくの違和感があれば、すぐに外して眼科へ。何も気にならないときも、眼科で言われた間隔で検査を受けてください。


