度数-10.00より強くても選べる?高度数の乱視用カラコンの探し方

度数-10.00より強くても選べる?高度数の乱視用カラコンの探し方
コラム

(公開日:2026年8月26日)

「近視の度数が-10.00より強い。乱視もある。この条件で選べるカラコンが見つからない」——そう思って検索された方へ。

結論からお伝えすると、度数(SPH)が-10.00より強い方でも、選べる乱視用カラコンはあります。乱視用カラコン専門の通販サイト「Lancy(ランシー)」の高度数カテゴリに掲載している商品では、SPHを最大-12.00まで、乱視の度数(CYL)・乱視の向き(AXIS・軸とも呼ばれます)と組み合わせて指定していただけます(2026年8月26日時点の選択肢です)。

この記事では、度数が強いと選択肢が見つかりにくい理由から、Lancyで実際に指定できる範囲、注文前に確認しておきたいポイントまでを順に説明します。なお、度数や装用の可否そのものを判断するのは眼科医です。必ず眼科で検査を受け、処方箋を手元に用意したうえでお読みください。

「度数が強いとカラコンが見つからない」のはなぜ?

在庫としてあらかじめ作り置きする方式の商品では、当てはまる方が多い度数帯に選択肢が絞られやすいためです。

乱視用レンズの度数は、SPH(近視・遠視の度数)・CYL(乱視の度数)・AXIS(乱視の向き)の3つの組み合わせで1つが決まります。SPHの段階数にCYLとAXISの段階数が掛かるため、強い度数まですべての組み合わせを在庫として持つのは現実的ではありません。結果として、強い度数、とくに乱視用では、市販の選択肢が少なくなりがちです。

一方、Lancyの乱視用カラコンは受注生産です。ご注文の際に右目・左目それぞれのSPH・CYL・AXISを選んでいただき、その組み合わせで製作されたレンズをお届けします。あらかじめ在庫を持つ方式ではないため、強い度数も選択肢としてご用意しています。

「度数-10.00以上」とはどのくらいの近視?処方箋のどこを見ればいい?

本記事およびLancyのカテゴリ名でいう「度数-10.00以上」は、SPH(球面度数)が-10.00〜-12.00のように、数字の絶対値が大きい(=近視が強い)度数帯を指します。SPHは近視・遠視の度数を表す数値で、マイナスの数字が大きいほど近視が強いことを意味します(例:-10.00は-1.00より強い近視です)。処方箋では「SPH」「PWR」「P」などと表記されます。

目安として、眼科の分野では-6.00D以上(Dは度数の単位ディオプター)の近視を「強度近視」と呼ぶことがあります。-10.00はそれよりさらに強い度数帯です。ただし、注文に使うのは分類名ではなく、処方箋に書かれた数値そのものです。ご自身のSPH・CYL・AXISは自己判断せず、眼科での検査結果・処方箋でご確認ください。

SPH(球面度数)の数直線。0.00から-12.00のうち-10.00〜-12.00がこの記事で扱う「高度数」の範囲で、-6.00D以上は「強度近視」と呼ばれることがある(目安)ことを示した図

SPH・CYL・AXISの3つの数値の読み方は、乱視用カラコンの度数「SPH・CYL・AXIS」の読み方でくわしく解説しています。個々の用語は用語集もあわせてご覧ください。

Lancyでは度数(SPH)をどこまで指定できるの?

Lancyの高度数カテゴリに掲載している乱視用カラコン(いずれも1年用・2枚セット)では、SPH(球面度数)を0.00から-12.00まで指定できます(2026年8月26日時点)。刻みは-5.00までが0.25刻み、-5.00より強い度数帯は0.50刻みです(商品により一部異なる場合があります)。度数-11.00以上の商品は、サブカテゴリ高度数-11.00以上でも絞り込めます。

Lancyの乱視用カラコン(2026年8月26日時点) SPH(球面度数) 刻み
高度数カテゴリの商品(1年用・2枚セット) 0.00〜-12.00 -5.00まで0.25刻み/それ以降0.50刻み
上記以外の商品(2週間用・1ヶ月用・6ヶ月用・1年用ほか) おおむね0.00〜-10.00(商品により-11.00まで) 商品により異なります(各商品ページの選択肢をご確認ください)

同じ系列でも、商品によって指定できる範囲が異なる場合があります。ご注文の前に、必ず各商品ページの選択肢でご確認ください。系列ごとの一覧は度数一覧にまとめています。

度数が強い場合、乱視の度数(CYL)や軸(AXIS)も一緒に指定できるの?

指定していただけます。Lancyの高度数カテゴリの商品では、SPH・CYL・AXISがそれぞれ独立した選択欄になっているため、SPHが強いことを理由にCYLが選べなくなる制限はありません(2026年8月26日時点)。

高度数カテゴリの商品で指定できる範囲は、おおむね次のとおりです(2026年8月26日時点)。

  • CYL(乱視の度数):-0.50〜-3.00(商品により-3.75まで)。乱視のない目のための「乱視無し」も選べます
  • AXIS(乱視の向き):10度刻み・18段階(商品により5度刻み・36段階)
  • BC(ベースカーブ):レンズのカーブの度合いを表す数値(単位はmm)。多くの商品で8.4/8.6/8.8から選択できます

AXISの刻みや、90度・180度以外の角度をお探しの場合の考え方は、乱視の軸(AXIS)が45度・120度でもカラコンは選べる?で説明しています。BCをどの数値にするかは、処方箋の記載と眼科の指示に従ってください。処方箋に記載されたBCと同じ数値が選択肢にない場合は、近い値を自己判断で選ばず、眼科にご相談ください。

左右で度数が大きく違うときはどう注文するの?

右目と左目で、SPH・CYL・AXISをそれぞれ独立して指定していただけます。近視の度数に左右差がある方や、片目だけ乱視がある方も、1回の注文で両目分が揃います。

右目・左目それぞれにSPH・CYL・AXISを指定できる6つの選択欄の模式図。記入例として右目はSPH -11.50・CYL -1.75・AXIS 170、左目はSPH -8.50・CYL -0.75・AXIS 10

注文例:左右で度数も乱視も異なる場合

注文例(左右) SPH(D) CYL(D) AXIS(度)
右目 -11.50 -1.75 170
左目 -8.50 -0.75 10

※表の数値は記入方法の説明用の例です(2026年8月26日時点で高度数カテゴリの商品に実在する選択肢から作成しています)。実際の数値は、ご自身の処方箋にもとづいて指定してください。

左右別の指定のしかたや考え方は、片目だけ乱視のカラコン選びでくわしく解説しています。

注文の前に確認しておきたいことは?

確認しておきたいのは、商品ページの選択肢・処方箋・納期・目の状態・定期検査の5点です。

  • 各商品ページの選択肢を必ず確認する。この記事に書いた範囲は2026年8月26日時点のものです。商品によって、また時期によって選択肢が変わる場合があります。
  • 処方箋の数値を手元に用意する。SPHだけでなく、乱視のある方はCYLとAXISも必要です。カラコンの度数はメガネの度数と同じとは限りません。必ずコンタクトレンズ用の検査を受けてください。
  • 納期に余裕をみる。受注生産のため、発送はご入金確認後、通常2〜4週間以内です(繁忙期はさらにかかる場合があります)。加えて配送日数もかかるため、いま使っているレンズを使い切るタイミングから逆算してご注文ください。
  • 届いたら、装用前に度数表記を照合する。パッケージに記載されたSPH・CYL・AXISが、ご自身の処方箋と注文内容に一致しているかを確認してください。右目・左目で指定する数値が多いぶん、選び間違いも起こりえます。装用前の照合で必ず確認してください。
  • 装用感・見え方には個人差があります。充血・痛み・かすみなど、少しでも異常を感じたときは直ちに装用を中止し、眼科を受診してください。
  • 定期的に眼科で検査を受ける。度数も目の状態も変わることがあります。以前の処方箋のまま注文を繰り返さないようにしてください。

まとめ

  • 度数(SPH)が-10.00より強い方でも、選べる乱視用カラコンはあります
  • Lancyの高度数カテゴリの商品は、SPHを最大-12.00まで指定できます(2026年8月26日時点)
  • SPH・CYL・AXISは独立して選べるため、強い近視と乱視の補正を1枚のレンズにまとめて指定できます
  • 右目・左目は別々に指定できます
  • 数値の決定は眼科で。処方箋を手元に用意してから注文してください

度数が強いことを理由にカラコンをあきらめていた方は、まず処方箋の数値と、商品ページで選べる選択肢を照らし合わせるところから始めてみてください。

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